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Channel: JA1BVA/JD1AHC 齊藤さんのブログ
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桶川グラバー

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 昨日のセットのままで、今日はJP1ODJさんのargoに向け、送信しました。
距離4kmにある桶川市のグラバーです。
 
周波数は、137.775kHz,送信機出力は1W、EIRP≒2mWです。
画像の左から右へが時間の流れですが、左の方は、50~25Wの出力なので、
電波が強すぎます。右半分が1W一定の送信時ですが、近距離でもQSBが認められます。
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送信機を1時間前後、暖めてからの送信なので、一直線に表示されました。
 
次に、1Wでも強すぎるので、ATTを挿入してみました。
下の写真で、左端の太い部分は1W、これに続く細い部分は0.1W(-10dB)、
一番細い線は-20dBの10mW出力時です。この出力では、信号が消える部分があります。
出力0.1Wに戻してDFCW60を送信したのが、凹凸の画像です。
モールス符号では、 ・-・-・-を示しています。
低い周波数を短点に、+2.5Hzを長点として読み取ります。
DFCWでは、短点と長点は同じ長さですが、周波数が異なるので、読み取ることができます。
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475kHz帯についてのパブコメ結果・・・追記あり

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475kHz帯の条件について、パブコメ募集の結果が発表されました。
結果は、最悪 です。
 
 
私の質問や意見を提出した部分についての回答を要約すると・・・
 
1 200mの意味
 
  関係業界を含めた検討の結果、得られた離隔距離である。
 
2 放送への受信障害の有無を確認するため、予備免許が下りるのか
 
  放送の受信機を保護するため、免許の前に、事前に審査する必要がある。
  (技適やTSS認定ではなく)総務大臣による検査が必要である。予備免許は無い。
 
3 200mの範囲内に建物が無い場合は
 
  地図等の資料の提出が必要である。
 
4 200m以内の了解には、書き物が必要か
 
  同意書が必要と考えています
 
 全体として200m範囲内の全戸、全事業所の了解が必要である、と読むことができます。
マンションにおいては、その管理人が居住者全員の放送受信について了解を得ている場合は、
管理人の了解を得れば良い、と読める回答もあります。
 
これでは、市街地では運用できないどころが、免許の申請も出来ません。
 
472kHz帯の動きについて、1月に関東総通へ問い合わせましたが、その時、以下の回答がありました。
再掲します。
 3.11東日本大震災を契機に、AM放送による災害情報の伝達、取得の重要性が高まり、放送受信に対する472kHz帯の電波の影響を如何に予防するか、が重要となった。
(3.11が無ければ、既に事務手続きは終了していた)

この文面の「予防」の手段が、200m以内の了解であり、総務大臣の検査だと思われます。
 
私の場合、可能なのは、父島の地図を提出して、一番近い民家まで250mくらい離れていることを証明すれば
許可になる可能性がある、これだけです。
真空管送信機を九段下(電気通信基盤局)まで運ぼうかな???
 
利用者であるアマチュア局より、関係業界の意見が大事なのでしょう。
 
 
 

パブコメの間違い

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10日に公開されたパブコメの当局の考え方の中に、間違いがあるので、下記のように指摘しました。
 
 
あて先:総合通信基盤局電波部移動通信課(担当:伊藤課長補佐、柏崎第一技術係長)
 
 公開資料7ページの電波法関係審査基準の項について
 
「475.5kHzの200mの距離基準、建物所有者からの了解について」の考え方の中に
「移動局」という言葉がありますが、これは間違いではありませんか。
「移動局」という無線局は、電波法施行規則第4条14項に定義されています。
「アマチュア局」ではありません。
 
ここは、文面から見て、「移動する局」に訂正すべきです。
 
 
 
何か、反応があるかどうか、期待しています。
 

光る半導体

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青色LEDの発明とその応用に、ノーベル物理学賞が授与されたニユースが話題です。
後にLED(発光ダイオード)と呼称される発明は、その歴史の始まりには、
「鉱石ランプ(クリスタルランプ)」と呼ばれていたようです。
1966年2月号のトランジスタ技術にそれが「光る半導体」として、紹介されています。
(当時の切り抜きが、残っていました)   拡大してお読み下さい。
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 鉱石ランプ・・・ムードのある名前です。
 
現在では、500個まとめると、一個4円・・・などという価格ですから、正に隔世の感があります。
 
真空管の自作リグも、6.3Vのパイロットランプを使わなくなって久しいです。
 

パブコメへの指摘に回答が来ました

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10月11日に総務省へ指摘したパブコメの間違いについて、解答が来ました。
 指摘内容はここにあります →  http://blogs.yahoo.co.jp/nikecyan/13381323.html
 
14日、担当者から次の回答がありました。 
 
本件ご指摘を頂き誠にありがとうございました。
ご指摘を踏まえ、表現の適正化のため「移動する局」と修正致します。
 
 
とりあえず、一件落着ですが、一度、公開した公文書を修正するには、時間がかかると思います。
 
 
 パブコメは国の裁量権の強制性や命令性を薄めるため、
国民の意見に耳を傾ける姿勢を示す、という一面があります。
よってパブコメは無意味だという考えもありますが、
国民の生の声を国の公式文書に載せることが出来る
貴重な手段でもあるので、積極的に参加すべきだと思います。
 
 

包括免許への第一歩か

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本日、入手したホット情報をご紹介します。
包括免許への具体的な第一歩となれば良いと思います。
 
 昨年6月、総務省行政評価局が行った「規制の簡素合理化に関する調査」のための
意見・要望の募集(パブコメ募集)に対して、約130名のアマチュア無線家が連名で
「アマチュア無線局の包括免許制度の導入」とい表題で要望書を提出していました。
まずは、要望書の全文をご紹介します。
 
 
          合理化を求める内容
 
アマチュア無線局の包括免許制度の導入
 
  各級アマチュア無線従事者資格の範囲内で操作可能な、電波の型式、周波数および空中線電力を包括して免許し、特別な場合を除き「空中線電力1kW以下」の無線局検査を不要とする「包括免許制度」に簡素化することを求めます。 
理 由
 
 我が国では戦中・戦後の一時期、アマチュア無線は禁止され、1952年より運用が解禁されました。当時、無線技術は発展途上であり、しかも社会情勢を反映して、厳しい免許条件がありました。時代とともに徐々に規制が緩和されてきましたが、その基本的な規制要件、すなわち国はアマチュア無線局の免許を与えるに当たって、その無線設備を詳細に書面審査し、さらに政府職員を派遣して無線設備の性能検査を行い、合格したら無線局免許状を交付する。無線設備の増設、改良、変更等も同様という厳しい状態は今なお変わらず継続しています。
 このようなアマチュア無線免許制度をとる国は、欧米諸国では皆無、我が国のみという極めて特異な状況にあります。
 
 アマチュア無線局を希望する者が増加するにしたがって、政府職員を出張させることは困難となり、代わりに民間の保証認定業者が書面審査を行い、無線局検査業者が検査を代行する制度が導入され、また、技術適合基準を設け、基準に合格した無線機での200W以下の開局には検査を免除する制度も導入されるなど、一定の簡素化は行われています。
 しかしながら、今やほとんど無益とも言える厳しい免許制度が存在するため、国は多くの職員を確保し、多額の国家予算を使い、また国民も重い負担を強いられています。
 その一方、国の免許業務の一端を代行する保証認定業者、無線局検査業者、そして技術基準適合審査業者が経済的利益を得るという歪んだ状態になっています。アマチュア無線局の免許に関するビジネスが存在する国は、世界で唯一我が国だけです。
 
 無線技術の目覚ましい進歩により安定した電波の質を容易に確保できるようになり、また免許情報もインターネットで公開されており、アマチュア無線局の無線設備を国が検査までして厳しく監理する合理的理由は甚だしく薄れています。
 「空中線電力1kW以下」のアマチュア無線局に、「包括免許制度」を導入すれば、国のアマチュア無線局免許業務に関わる職員とアウトソーシングコスト、さらに電子申請システムのメンテナンスコストを大幅に削減することができます。国民も煩雑かつ現在ではほとんど無意味な免許申請作業と免許係る経費を減らすことが可能になります。
 
 我が国の全てのアマチュア無線局が長年にわたり強く希望する「包括免許制度」が導入されれば、アマチュア無線本来の目的である無線技術向上と研究改良をいつでも自由に行うことができ、日本の将来を託す青少年の理科学への興味を誘い日本の科学技術の向上やアマチュア無線活動が、そして科学立国日本の経済効果も大いに期待できると考えます。
 国家、国民、双方にとって良いことづくめの「包括免許制度」導入を強く要望します。
 
以上
 
 
 
 パブコメ募集は、昨年6月30日に終了していました。
約1年半経って、総務省から次の勧告が出ました。アマチュア無線に関する内容を抜粋しています。
 
 
     規制の簡素合理化に関する調査結果に基づく勧告
             平成26年10月総務省
 
1 長期間見直されていない規制等の社会経済情勢等への適合
 (1) 事業者等のニーズや現状の技術に対応していないもの
  ① アマチュア無線局の免許制度(電波法)
   調査したアマチュア無線局免許人は、アマチュア無線局について、無線従事者  の資格で認められている操作可能な範囲で、技術基準適合証明を受けた無線   設備の取替え、増設を行う場合の変更の手続が煩雑であり、これらを不要にす   べきとしている。
  
 
 
【所見】
 したがって、関係府省は、規制について社会経済情勢等に適合させ、国民や事業
 者の負担の軽減を図る観点から、次の措置を講ずる必要がある。
(1) 事業者等のニーズや現状の技術に対応していないもの
 ① アマチュア無線の利用者の負担軽減を図るため、技術基準適合証明を受けた
 無線設備の取替え及び増設を行う場合には、無線従事者の資格の操作可能な範
 囲内において、手続の簡素化を図ることについて、考え方を整理すること。(総
 務省)
 
 
以上ですが、今後、通信基盤局がこの勧告を受け、どのような規制緩和・・・包括免許への施策を示すか、見守っていきたいと思います。
 
ただし、所見は「考え方を整理すること」で終わっています。
「手続きを簡素化せよ」ではありません。
これは、簡素化によって仕事を失う可能性の高い、免許事務代行業者、検査代行業者などの
存在を意識しているためと思われます。
 
しかし、アマチュア局の定義・・・金銭上の利益のためでなく、専ら個人的な無線技術の興味によつて・・・からも、自作機器の認定事務作業に認定料を課すなどは、規制(廃止)されてしかるべきと考えます。 
 
なぜ、勧告のトップにアマチュア無線に関する事が取り上げられたか?
 通信基盤局が総務省内の組織であることから、言わば身内への勧告となるので、
 トップに位置づけられたと思います。
 
なお、アマチュア無線以外の項目は、省略しましたが、こんな内容もあります・・・。
 
 狂犬病予防注射が毎年4月~6月の期間限定で行われていることに対し、
犬の体調によっては、出来ないこともある。自由に行えるようにすべき。
所見:実施時期を見直すべき。(厚生労働省)
 
末尾の(   )内は、厚生労働省に対する勧告という意味です。
 
 

新LPFの製作

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 先のパブコメに対する総務省の方針は、475kHz帯の送信機に総務大臣の検査を課すなど、
きわめて厳しいものがあります。
文句を言っても始まらないので、送信機出力の高調波を軽減するため、新しいLPFを製作しました。
 
回路図です。
 この回路はネット検索で入手しましたが、掲載者(考案者)のお名前、コールサインは分かりませんでした。
メールで詳細を質問してみましたが、約1ヶ月、ご返事がありません。
一般的なパイ型LPFのコイル部分にコンデンサーを並列にしているのが、特徴と思えます。
この並列共振回路で、高調波を減衰させているようです。
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部品は、サトー電気から入手しました。
使用するコンデンサーは、フィルムコンデンサーに限定していました。
一般的な丸型のセラミックでは、所定の特性が出ないそうです。
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手持ちの0.6mmUEWでコイルを巻きました。巻き数30回で、必要な12.5μHが得られました。
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ケースを加工します。リードのP-3です。
LPFは2分割し、中央のシールド板で入出力の結合を防ぎます。
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ケース内は、狭いので、あらかじめ組み立てます。
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部品がケースにぶつからないように注意します。
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1000と2000pFは、平ラグの裏側に取り付けました。
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実装し、配線完了です。
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動作試験です。新LPFのSWRを測定するため、HF用のSX-200を活用しています。
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実体図です。8000pFは、3300+4700pFです。
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送信機へ接続して、新LPFの減衰を測定しました。ー0.17dBですから、良好です。
送信機には、一般的なパイ型2段のLPFが入っています。
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LPFも送信機から見ると負荷になりますから、そのSWRを測定しました。
これにより、LPFには方向性の無いことも確認出来ました。
SWR=1:1.1~1.15で、良好です。
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スペクトラムアナライザーでもあれば、高調波のレベル測定ができるでしょうが、
基本波に対する良好な動作を確認して、終了です。
 
来年のお正月、送信機一式と新LPFを持参して関東総通での「総務大臣による検査」に臨みたいを思います。
 

乗船券到着

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 来月の東京~父島往復の乗船券が到着しました。
2ヶ月前に電話予約していました。
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これで、11月19日東京発、12月2日東京帰着の日程(13泊14日、船中2泊を含む)が決定です。
この期間中、前半はアマチュア無線、後半の27日から30日は、島レモン畑の手入れの手伝いと
片道3時間の島内観光の予定です。
 
 
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同封されたガイドブックです。
今年1月作成の最新版です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
裏面には、(初めての)旅行者の気になりそうな事柄に答えています。
11月の服装は、昼間はTシャツ、短パンで十分、夜は長袖、長ズボンが必要です。
民宿は、年中、冷房だけ完備です。
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JA7NI-argoへの挑戦

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JA7N Iさんが稼動されている「大仙グラバー」へ向け、送信してみました。
過去に何度か挑戦しましたが、今回、初めて受信画像を確認しました。距離は385kmでした。
 
JA7N I-argoの受信画像です。
136.172kHz付近でゆっくり変動している信号が、それです。時間の経過は、左から右です。
約40分間のキャリアーの連続でしたが、QSBによる変動があって、断続しています。
また、送信機の電源ON直後から送信したため、送信周波数の初期変動も現れています。
なお、最下段の線は、ロラン信号のハーモニック 136.17092kHz です。
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送信中。
左端から、ピンクのケースが送信用手元スイッチ、TX2200A
中央が絶縁型整合トランス、右端がローディングコイルです。
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手動送信につかう手元スイッチです。
一般的にはパソコンでの送信ですが、手送り送信のみで実験しています。従って、受信は出来ません。
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QRSSの時は、
黒レバースイッチで
ON/OFFします。
 
DFCWの時は、
短点を黒で、長点を赤
レバースイッチで送信します。
 
デジタル時計の秒表示を見ながら行います。
 
 
 
 
 
 
 
 
送信機の50Ω出力を、アンテナ入力抵抗60Ωに整合しています。
左の同軸が送信機からのケーブルです。右の緑はアースです。
63Ωの端子からの青線がローディングコイルに接続されます。
60Ωに対し63Ω端子ですが、SWRにすると63÷60=1.05相当なので、問題ありません。
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接続構成図です。等価等方輻射電力とアンテナ効率を試算してみました。
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上図のトランスには2つの巻き線(50Ωと63Ω)がありますが、そのアース側(点線)は接続していません。
それは、下記により、アンテナエレメントが約3000Vの高圧になることから、
これが送信機に現れないないようにするためです。
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参考:コイルのインダクタンス(μH)値に0.858を乗算すると、136.6kHzにおけるインピーダンスωLを
    求めることが出来ます。
 
 
 
送信開始直後は、送信機のSWR=1:1.0~2.0の間を変動していました。
原因は、エレメントの末端に接触していた葉っぱでした。ある程度、焼けるとエレメントとの間隔が
できるので、SWR=1:1.0の送信となりました。
今朝、焼け焦げた葉を見つけました。葉を焼いたエネルギー分だけ、EIRPが減少します。
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おかげ様で、送信機の動作、マッチング手順等の確認ができました。
JA7N Iさん、ありがとうございました。
 

桶川グラバー

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 昨日のセットのままで、今日はJP1ODJさんのargoに向け、送信しました。
距離4kmにある桶川市のグラバーです。
 
周波数は、137.775kHz,送信機出力は1W、EIRP≒2mWです。
画像の左から右へが時間の流れですが、左の方は、50~25Wの出力なので、
電波が強すぎます。右半分が1W一定の送信時ですが、近距離でもQSBが認められます。
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送信機を1時間前後、暖めてからの送信なので、一直線に表示されました。
 
次に、1Wでも強すぎるので、ATTを挿入してみました。
下の写真で、左端の太い部分は1W、これに続く細い部分は0.1W(-10dB)、
一番細い線は-20dBの10mW出力時です。この出力では、信号が消える部分があります。
出力0.1Wに戻してDFCW60を送信したのが、凹凸の画像です。
モールス符号では、 ・-・-・-を示しています。
低い周波数を短点に、+2.5Hzを長点として読み取ります。
DFCWでは、短点と長点は同じ長さですが、周波数が異なるので、読み取ることができます。
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475kHz帯についてのパブコメ結果・・・追記あり

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475kHz帯の条件について、パブコメ募集の結果が発表されました。
結果は、最悪 です。
 
 
私の質問や意見を提出した部分についての回答を要約すると・・・
 
1 200mの意味
   (回答)関係業界を含めた検討の結果、得られた離隔距離である。
 
2 放送への受信障害の有無を確認するため、予備免許が下りるのか
  (回答) 放送の受信機を保護するため、免許の前に、事前に審査する必要がある。
      (技適やTSS認定ではなく)総務大臣による検査が必要である。予備免許は無い。
 
3 200mの範囲内に建物が無い場合は
  (回答) 地図等の資料の提出が必要である。
 
4 200m以内の了解には、書き物が必要か
   (回答) 同意書が必要と考えています
 
 全体として200m範囲内の全戸、全事業所の了解が必要である、と読むことができます。
マンションにおいては、その管理人が居住者全員の放送受信について了解を得ている場合は、
管理人の了解を得れば良い、と読める回答もあります。
 
これでは、市街地では運用できないどころが、免許の申請も出来ません。
 
472kHz帯の動きについて、1月に関東総通へ問い合わせましたが、その時、以下の回答がありました。
再掲します。
 3.11東日本大震災を契機に、AM放送による災害情報の伝達、取得の重要性が高まり、放送受信に対する472kHz帯の電波の影響を如何に予防するか、が重要となった。
(3.11が無ければ、既に事務手続きは終了していた)

この文面の「予防」の手段が、200m以内の了解であり、総務大臣の検査だと思われます。
 
私の場合、可能なのは、父島の地図を提出して、一番近い民家まで250mくらい離れていることを証明すれば
許可になる可能性がある、これだけです。
真空管送信機を九段下(電気通信基盤局)まで運ぼうかな???
 
利用者であるアマチュア局より、関係業界の意見が大事なのでしょう。
 
 
 

パブコメの間違

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10日に公開されたパブコメの当局の考え方の中に、間違いがあるので、下記のように指摘しました。
 
 
あて先:総合通信基盤局電波部移動通信課(担当:伊藤課長補佐、柏崎第一技術係長)
 
 公開資料7ページの電波法関係審査基準の項について
 
「475.5kHzの200mの距離基準、建物所有者からの了解について」の考え方の中に
「移動局」という言葉がありますが、これは間違いではありませんか。
「移動局」という無線局は、電波法施行規則第4条14項に定義されています。
「アマチュア局」ではありません。
 
ここは、文面から見て、「移動する局」に訂正すべきです。
 
 
 
何か、反応があるかどうか、期待しています。
 
 

光る半導体

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青色LEDの発明とその応用に、ノーベル物理学賞が授与されたニユースが話題です。
後にLED(発光ダイオード)と呼称される発明は、その歴史の始まりには、
「鉱石ランプ(クリスタルランプ)」と呼ばれていたようです。
1966年2月号のトランジスタ技術にそれが「光る半導体」として、紹介されています。
(当時の切り抜きが、残っていました)   拡大してお読み下さい。
イメージ 1
 
 鉱石ランプ・・・ムードのある名前です。
 
現在では、500個まとめると、一個4円・・・などという価格ですから、正に隔世の感があります。
 
真空管の自作リグも、6.3Vのパイロットランプを使わなくなって久しいです。
 

パブコメへの指摘に回答が来ました

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10月11日に総務省へ指摘したパブコメの間違いについて、解答が来ました。
 指摘内容はここにあります →  http://blogs.yahoo.co.jp/nikecyan/13381323.html
 
14日、担当者から次の回答がありました。 
 
本件ご指摘を頂き誠にありがとうございました。
ご指摘を踏まえ、表現の適正化のため「移動する局」と修正致します。
 
 
とりあえず、一件落着ですが、一度、公開した公文書を修正するには、時間がかかると思います。
 
 
 パブコメは国の裁量権の強制性や命令性を薄めるため、
国民の意見に耳を傾ける姿勢を示す、という一面があります。
よってパブコメは無意味だという考えもありますが、
国民の生の声を国の公式文書に載せることが出来る
貴重な手段でもあるので、積極的に参加すべきだと思います。
 
 

包括免許への第一歩か

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本日、入手したホット情報をご紹介します。
包括免許への具体的な第一歩となれば良いと思います。
 
 昨年6月、総務省行政評価局が行った「規制の簡素合理化に関する調査」のための
意見・要望の募集(パブコメ募集)に対して、約130名のアマチュア無線家が連名で
「アマチュア無線局の包括免許制度の導入」とい表題で要望書を提出していました。
まずは、要望書の全文をご紹介します。
 
 
          合理化を求める内容
 
アマチュア無線局の包括免許制度の導入
 
  各級アマチュア無線従事者資格の範囲内で操作可能な、電波の型式、周波数および空中線電力を包括して免許し、特別な場合を除き「空中線電力1kW以下」の無線局検査を不要とする「包括免許制度」に簡素化することを求めます。 
理 由
 
 我が国では戦中・戦後の一時期、アマチュア無線は禁止され、1952年より運用が解禁されました。当時、無線技術は発展途上であり、しかも社会情勢を反映して、厳しい免許条件がありました。時代とともに徐々に規制が緩和されてきましたが、その基本的な規制要件、すなわち国はアマチュア無線局の免許を与えるに当たって、その無線設備を詳細に書面審査し、さらに政府職員を派遣して無線設備の性能検査を行い、合格したら無線局免許状を交付する。無線設備の増設、改良、変更等も同様という厳しい状態は今なお変わらず継続しています。
 このようなアマチュア無線免許制度をとる国は、欧米諸国では皆無、我が国のみという極めて特異な状況にあります。
 
 アマチュア無線局を希望する者が増加するにしたがって、政府職員を出張させることは困難となり、代わりに民間の保証認定業者が書面審査を行い、無線局検査業者が検査を代行する制度が導入され、また、技術適合基準を設け、基準に合格した無線機での200W以下の開局には検査を免除する制度も導入されるなど、一定の簡素化は行われています。
 しかしながら、今やほとんど無益とも言える厳しい免許制度が存在するため、国は多くの職員を確保し、多額の国家予算を使い、また国民も重い負担を強いられています。
 その一方、国の免許業務の一端を代行する保証認定業者、無線局検査業者、そして技術基準適合審査業者が経済的利益を得るという歪んだ状態になっています。アマチュア無線局の免許に関するビジネスが存在する国は、世界で唯一我が国だけです。
 
 無線技術の目覚ましい進歩により安定した電波の質を容易に確保できるようになり、また免許情報もインターネットで公開されており、アマチュア無線局の無線設備を国が検査までして厳しく監理する合理的理由は甚だしく薄れています。
 「空中線電力1kW以下」のアマチュア無線局に、「包括免許制度」を導入すれば、国のアマチュア無線局免許業務に関わる職員とアウトソーシングコスト、さらに電子申請システムのメンテナンスコストを大幅に削減することができます。国民も煩雑かつ現在ではほとんど無意味な免許申請作業と免許係る経費を減らすことが可能になります。
 
 我が国の全てのアマチュア無線局が長年にわたり強く希望する「包括免許制度」が導入されれば、アマチュア無線本来の目的である無線技術向上と研究改良をいつでも自由に行うことができ、日本の将来を託す青少年の理科学への興味を誘い日本の科学技術の向上やアマチュア無線活動が、そして科学立国日本の経済効果も大いに期待できると考えます。
 国家、国民、双方にとって良いことづくめの「包括免許制度」導入を強く要望します。
 
以上
 
 
 
 パブコメ募集は、昨年6月30日に終了していました。
約1年半経って、総務省から次の勧告が出ました。アマチュア無線に関する内容を抜粋しています。
 
 
     規制の簡素合理化に関する調査結果に基づく勧告
             平成26年10月総務省
 
1 長期間見直されていない規制等の社会経済情勢等への適合
 (1) 事業者等のニーズや現状の技術に対応していないもの
  ① アマチュア無線局の免許制度(電波法)
   調査したアマチュア無線局免許人は、アマチュア無線局について、無線従事者  の資格で認められている操作可能な範囲で、技術基準適合証明を受けた無線   設備の取替え、増設を行う場合の変更の手続が煩雑であり、これらを不要にす   べきとしている。
  
 
 
【所見】
 したがって、関係府省は、規制について社会経済情勢等に適合させ、国民や事業
 者の負担の軽減を図る観点から、次の措置を講ずる必要がある。
(1) 事業者等のニーズや現状の技術に対応していないもの
 ① アマチュア無線の利用者の負担軽減を図るため、技術基準適合証明を受けた
 無線設備の取替え及び増設を行う場合には、無線従事者の資格の操作可能な範
 囲内において、手続の簡素化を図ることについて、考え方を整理すること。(総
 務省)
 
 
以上ですが、今後、通信基盤局がこの勧告を受け、どのような規制緩和・・・包括免許への施策を示すか、見守っていきたいと思います。
 
ただし、所見は「考え方を整理すること」で終わっています。
「手続きを簡素化せよ」ではありません。
これは、簡素化によって仕事を失う可能性の高い、免許事務代行業者、検査代行業者などの
存在を意識しているためと思われます。
 
しかし、アマチュア局の定義・・・金銭上の利益のためでなく、専ら個人的な無線技術の興味によつて・・・からも、自作機器の認定事務作業に認定料を課すなどは、規制(廃止)されてしかるべきと考えます。 
 
なぜ、勧告のトップにアマチュア無線に関する事が取り上げられたか?
 通信基盤局が総務省内の組織であることから、言わば身内への勧告となるので、
 トップに位置づけられたと思います。
 
なお、アマチュア無線以外の項目は、省略しましたが、こんな内容もあります・・・。
 
 狂犬病予防注射が毎年4月~6月の期間限定で行われていることに対し、
犬の体調によっては、出来ないこともある。自由に行えるようにすべき。
所見:実施時期を見直すべき。(厚生労働省)
 
末尾の(   )内は、厚生労働省に対する勧告という意味です。
 
 

新LPFの製作

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 先のパブコメに対する総務省の方針は、475kHz帯の送信機に総務大臣の検査を課すなど、
きわめて厳しいものがあります。
文句を言っても始まらないので、送信機出力の高調波を軽減するため、新しいLPFを製作しました。
 
回路図です。
 この回路はネット検索で入手しましたが、掲載者(考案者)のお名前、コールサインは分かりませんでした。
メールで詳細を質問してみましたが、約1ヶ月、ご返事がありません。
一般的なパイ型LPFのコイル部分にコンデンサーを並列にしているのが、特徴と思えます。
この並列共振回路で、高調波を減衰させているようです。
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部品は、サトー電気から入手しました。
使用するコンデンサーは、フィルムコンデンサーに限定していました。
一般的な丸型のセラミックでは、所定の特性が出ないそうです。
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手持ちの0.6mmUEWでコイルを巻きました。巻き数30回で、必要な12.5μHが得られました。
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ケースを加工します。リードのP-3です。
LPFは2分割し、中央のシールド板で入出力の結合を防ぎます。
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ケース内は、狭いので、あらかじめ組み立てます。
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部品がケースにぶつからないように注意します。
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1000と2000pFは、平ラグの裏側に取り付けました。
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実装し、配線完了です。
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動作試験です。新LPFのSWRを測定するため、HF用のSX-200を活用しています。
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実体図です。8000pFは、3300+4700pFです。
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送信機へ接続して、新LPFの減衰を測定しました。ー0.17dBですから、良好です。
送信機には、一般的なパイ型2段のLPFが入っています。
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LPFも送信機から見ると負荷になりますから、そのSWRを測定しました。
これにより、LPFには方向性の無いことも確認出来ました。
SWR=1:1.1~1.15で、良好です。
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スペクトラムアナライザーでもあれば、高調波のレベル測定ができるでしょうが、
基本波に対する良好な動作を確認して、終了です。
 
来年のお正月、送信機一式と新LPFを持参して関東総通での「総務大臣による検査」に臨みたいを思います。
 

新LPFの特性曲線

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 新LPFについて、JA1VUCさんに、そのシミュレーション(計算)結果を
136kHzの掲示板に発表していただきましたので、ご紹介します。
私は、測定器を持ち合わせていないので、貴重な資料としてブログに残します。
 
赤線が新LPFの特性曲線です。954kHzと1422kHz付近に大きなディップ点(減衰点)があります。
黒線は、パイ型4段の特性です。これも魅力があります。
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同じLPFを製作しています。送信機に現用のLPFと交換、内蔵の予定です。
 
現用の送信機内蔵のLPF(パイ型2段)は、基本波の損失が0.4dBです。
新LPFは0.2dBなので、現状では2個のLPFで0.6dBの減衰が発生していますが、
新LPF×2では0.4dBとなります(予想)。
電力にすればわずかな値ですが、ラジオ放送波へのピンポイント減衰に期待したいと思います。
 
JA8JPOさんから、このフイルターは 楕円フイルター であると教えていただきました。
特性曲線が楕円に似ているので、これが名前になったと思われます。
ありがとうございました。
 

新LPFの送信機への内蔵

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 外付け用として製作した新LPFと同じものを、もう一台作って、送信機に内蔵しました。
回路図は、同じです。
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効率的な配線のため、実体図を作ります。
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送信機のシャーシが浅いので、平ラグ板にコアを横に固定しました。
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平ラグの裏面です。
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送信機に内蔵しました。
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 送信機と外付けLPFです。
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出力を測定し、LPFの損失を計算してみました。
内蔵LPFに外付けLPFが直列になると、出力が一番、小さくなりますが、それでも効率は64%です。
この効率は、送信機の作成直後は、52.5%でしたが、今回は64%が得られました。
LPFは、送信機の負荷となりますが、以前のLPFより整合が良くなったと思われます。
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LPFを使わない時の送信機出力は、33.6W。
以下、LPFを1個、2個として、出力の流れを図示しました。
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外付けLPF時の出力波形です。
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9R4J受信機に7mの室内アンテナをつないで、放送受信への影響等を調べました。
① 送信周波数は、475.0kHz。この第2高調波は950kHz、第3高調波は1425kHzです。
② TBS(954kHz)に対しては、4kHzのビートが受信されるはずですが、放送波が強力なため、
  影響はありません。受信周波数を950kHzにしても、放送波の方が強力です。
③ ラジオ日本(1422kHz)に対しては、予想どおり、3kHzのビートが受信されました。
   しかし、このラジオ日本は、普通のラジオでは受信できません。サービスエリア外と思われます。
   高感度の9R4Jだから、受信できたと思われます。それでも音声はノイズの中でした。
④ 475kHz帯の審査基準にある距離条件の半径200m以内は、同じ受信状況だと思います。
   すなわち、TBSは放送電波が強いので、アマチュアの電波(第2高調波)の影響は、無い。
   また、ラジオ日本は、電波が弱すぎるので、聴いている人はいない。
⑤ この調査は、50Ωダミーからの漏れ電波で行いましたが、実際には、ローディングコイルで
  アンテナ系を共振させるので、高調波は減衰し、影響はさらに小さくなることが想定できます。
⑥ 「総務大臣」が送信機の検査を行うとのことなので、送信機自体の高調波の測定が
  行われるものと思われます。従って、実際の放送への影響調査は、余り意味を持ちません。
 
 検査の結果、高調波が規定以下であっても、半径200m以内の全世帯主、全事業所責任者の
了解(同意書)を提出しなければ、免許になりません。
現在の常置場所で、半径200m以内には、約4000軒の民家があると想定しています。不可能な数字です。
従って、現在の常置場所では、475kHzの免許がもらえない(指定してくれない)、という結論です。
 
この475kHz送信機は、JD1での運用で使う予定です。
一番近い民家(一軒だけ)まで、約220m。(同意書も得られやすい)
 
9R4J受信機です。バンドスイッチの接触不良が発生しています。
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新LPFによる受信試験

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 新LPFを使って、ラジオ放送を受信してみました。
受信用のアンテナは、HF帯の一周30mのループ、受信機は、FT-817です。
その結果を示します。
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① LPFを使うと、Sメータの表示は無くなる。
② LPF×1段では、1242と1422が聴こえなくなる。
③ LPF×2段では、全ての放送が聴こえなくなる。セットノイズだけ。
④ NHK(594と693)も受信してみましたが、周波数がLPFの減衰域に入っていないことと、
   電波が余りにも強いため、LPFの有無に関わらず、常にS9+でした。
 
 

新LPFの特性測定

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2個の新LPFの特性を、手元にある測定器を「駆使」して測定してみました。
 
発振器です。  昔のリーダー製を思い出します。  ラジオ少年から入手。
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レベル計です。
オーディオ用なので、測定周波数は、
1MHzまでです。
 
これ以上の測定・・・1425kHzには、信頼性がありません。
 
また、950kHzの測定でも±10%の誤差が
あると、取り説に書かれています。
 
一応の目安として測定しました。
 
-80dBwまで測定できます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
測定時の構成です。 テストオッシレータの出力インピーダンスは600Ωですが、そのまま接続しています。
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測定で得られた曲線は、概略、下図のようになりました。
それぞれのピーク点に名前を付け、その値をまとめました。
P1:475kHz×2=950kHzのレベル
P3:475kHz×3=1425kHzのレベル
P2:P1とP3の間の最大レベル
P4:P3以降の最大レベル
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外付けLPFの「出来上がり」特性です。
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この測定では、
P3の周波数が
1622kHzとなり、
1425kHzより
16dBも良い値です。これは改善しなければなりません。
 
 
P1は、ピークが
954kHzに一致していました。
これは、ラッキーでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1425kHzの減衰極のコンデンサー1000pFに200pFを追加した所、ピークが1425kHzとなりました。
結果、第二高調波でー53dB、第三高調波で-63dBが得られ、信頼性は小さいものの
マズマズの特性となりました。
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次に送信機内蔵のLPFの測定です。これは、コイル間のシールドも無く、
裸でシャーシー内に取り付けています。特性は、最低?です。これだけでは、不合格間違いなし、です。
P1とP3のピークは、それぞれ所定の周波数に一致しており、これもラッキーだと思います。
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いよいよ本番、2個のLPFの直列特性を求めました。
この場合、外付けLPFに追加した200pFを取り外しました。
この方が、P3のピークが1425kHzにより近くなりました。
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以上により、第二高調波については、規定のレベル-50dB以下をクリアしている可能性が高いと
判断できます。第三高調波についても、おそらくは、多分、なんとか、大丈夫でしょう。
 
あとは、(来春)関東総通に持ち込んで、検査してもらうこととします。
 
 
475kHz関係の自作は、ここで中断し、明日からは、父島行きの準備に入ります。
 
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