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Channel: JA1BVA/JD1AHC 齊藤さんのブログ
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境浦ファミリーシャックの使い方

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小笠原村父島の民宿:境浦ファミリーでは、宿泊する自室とは別の建物で無線を楽しむことが出来ます。
通称「境浦シャック」です。無料で使うことが出来るこのシャックは、民宿のオーナーが管理され、初めての運用者にも親切に説明、サポートされていました。多くのアマチュア無線家が、日本中いや世界中からのパイルを楽しまれたことと思います。
 しかしながら、誠に残念なことに、本年7月、オーナーがご他界されたことから、このシャックの使い方について、まとめたものを用意し、シャック内に掲示することとしました。
 初めて、運用される方は、チェックインの時に、奥様から印刷した文面を受け取って下さい。
外国からのお客様もおられるので、下記の文面を、7K4VQVさんに日本語に翻訳していただきましたので、
同じく、掲示します。
 
 
境浦ファミリーの無線室を利用される方へ1 Nov. 2014
 
快適な無線を楽しめるよう、下記について、よろしくお願いします。
 
1 無線室のドアの鍵は、ドアに向かって左側の壁の上にある分電盤(ブレーカー)
  の中です。
  
2 ブレーカーは全部、ONにします。
 
3 既設の八木アンテナは、故障しています。
  このアンテナは個人の提供物で、2015年の5月に交換が計画されています。
 
4 机の上にDC電源がありますが、これも個人のご厚意による提供です。
 
5 屋根の上にアンテナを乗せることが出来ますが、終了後は撤去して下さい。
  そのままにしておくと、台風の風で建物が倒れる恐れがあります。 
 
6 飲食物は冷蔵庫をお使い下さい。夜間など、無人時に室内に食べ物を放置する と、ネズミが寄ってきます。 
 退去時には、電源プラグを抜き、ドアを開放にして下さい。
 
7 エアコンを使用する際には、後面のガラス窓を開けて下さい。
 
8 運用終了後は、全てのブレーカーをOFFして下さい。
  また、防犯のため、深夜など、無人になる時も施錠し、全てのブレーカーをOFF
  して下さい。
 
9 退去時は、鍵はブレーカーの箱の中に置いて下さい。
  次に運用する方のため、忘れずにお願いします。
 
10 持ち込まれた資材は、全て、お持ち帰りされるよう、お願いします。
   持ち主不明の物品が、徐々に増えています。
  
11 運用する人がお互いに快適に無線を楽しむため、この無線室を大切に使いた
  いと思います。運用終了後の室内の清掃など、ご配慮をお願いします。
 
お問い合わせなどありましたら、下記までお願いします。
 ・・・ここでは、省略・・・
 
重要:特に、第9項は重要です。
  万が一、シャックの鍵を返却せずに(内地へ)帰宅されると、その鍵が民宿に返送されるまで、
  最速でも一週間かかります。入れ替わりに到着した運用予定者が運用できなくなります。
  予備の鍵はありません。
 
  また、レンタルシャックではないので、運用に必要な資材(無線機、釣竿、DC電源など)は、 
 全て持参する必要があります。宅急便を活用しましょう。電源は、AC100Vが使えます。
 第10項は、全部持込、全部お持ち帰り の意味です。
 
「境浦シャック」
古いプレハブですが、アマチュア無線にとっては大事な「お城」です。イメージ 1

 

JD1運用計画

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JD1AHCの父島運用計画です。
今回は、
1 136kHz帯の2×CW交信とDFCW60の送信
2 475kHz帯の事前調査
3 CQ-WW-CWコンテストの参加
を計画しました。
 
136kHz帯の運用計画 (日付は、11月、時間は、JST)
  
   時間帯      時  間         22日       23日      24日
   早 朝  06:00~07:00      開 局         ◎         ◎
   午 前  08:30~10:50        ◎           ◎                 ◎
               11:00~11:32      DFCW60      DFCW60        閉 局
   午  後   13:30~14:50           ◎                  ◎             
               15:00~15:32      DFCW60      DFCW60 
   夜  間   19:00~20:00           ◎                  ◎ 
    ◎:136.600kHz 2×CW運用                                  
    DFCW60 の送信周波数=137.775kHz+0.25Hz  (コールサインの送信のみ)  
 
   天候等の状況により、予定時間外のCQ送信、受信または中止があります。   
 
 空中線電力は200W、等価等方輻射電力は800mW(計算値)の予定です。
 アンテナは、垂直14m、水平70mの逆L型です。
 
475kHz帯の事前調査
 24日午後の予定。
136kHzのアンテナをそのまま使用して、アンテナの入力抵抗とローディングコイルの損失抵抗、
及び環境損失抵抗を取得し、空中線電力を10Wと仮定した場合の等価等方輻射電力が1W以下である
ことの試算を行います。受信環境の確認も行います。
これに対応するため、136kHz帯専用であったローディングコイルを475kHz帯にも使用できるように
改造しました。
 
CQ-WW-CWコンテストへの参加
  11月29,30日の2日間。主に、夕方から夜間の参加です。
  参加部門は、シングルOP、シングルバンド(40m)のQRPです。
  リグは、FT-817とGPアンテナです。
  コンテストナンバーは、JA局は RST25 を送信してください。
  JD1からは RST27 を送信します。
 
写真は、今年2月のシャックです。
左側にもう一台の机があるので、レイアウトを改善したいと思っています。
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東京出発は11月19日、帰宅は12月2日の13泊14日(船中2泊)の無線旅です。
 

航空ショー?

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秋晴れの下、気持ちの良いウオーキングを楽しみました。
突然、遠くに見慣れない現象?が浮かびました・・・。
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方向から見て、所沢あたりの航空ショーであったようです。
 
往復、3時間10分、25312歩でした。
 
父島には、片道2時間30分の遊歩道がありますが、これが最長です。
十分、歩けそうです。

アマチュア局の保証実施者

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2014年11月4日付けの官報(官庁報告)で
アマチュア局の保証業務を行う者として、新たにJARD(日本アマチュア無線振興協会)が公示されました。
保証業務の開始は、11月10日となっています。
イメージ 1
 
これで現在のTSSと良い意味で競合し、経費の削減と手続きの簡素化に期待したいと思います。
 
適正な競合の結果、実質的な包括免許にさらに近づくと思います。
 
 

QSL到着

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 http://blogs.yahoo.co.jp/nikecyan/13299276.html でお知らせした9月14日交信の3B8CFのQSLが
到着しました。2ヶ月くらいかかるかな、と思っていましたが、早かったです。
 
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33年前に交信した時のQSLです。1981年9月は、JA8から転勤した直後の東京新宿区からの運用でした。
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3B8 モーリシャス国の位置。
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モーリシャスの切手です。 10月27日の消印ですから、一週間で到着しています。
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広告かカタログの切れ端が
同封されていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

荷造り・・・追記しました

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父島行きの荷物が出来上がりました。
余分な物、忘れ物のないように、約2ヶ月間の確認が終わり、いよいよクロネコへ託送します。
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ダンボール箱などを1個ずつ荷物にすると、
計12個となり、送料もばかになりません。
軽い物は2箱を一個にまとめることにより、
合計9個口です。
 
明7日クロネコすると、13日の父島行きの
おがさわら丸に載り、14日に到着します。
民宿には15日に配達され、保管していただきます。
20日に受け取って、シャックへ運びます。
 
この荷物は、宅急便で送ります。
ヤマト便にすると、全部で3000円前後で、
宅急便の約1/4ですが、荷物の取り扱いは
良くありません。
一度、ヤマト便で送った時は、内部のアルミケースが曲がっていたり、釣竿にヒビが入っていたりしました。
 
 なお、荷物には、1~9までの番号ラベルを
貼り付けて到着時に民宿の人に確認をお願いしています。
 
 
 
 
<追記>
1個あたり100円の値引きがありました。
同じ宛先で、同時に2個以上の場合、一個あたり100円安くなる仕組みになっているそうです。
専用の送り状(5個口分)に宛先を記入します。
9個口だったので、2枚の送り状を書きました。宛先の記入は、二回でした。
 
 

ZD9XF・・・QSL到着

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9月16日に交信したZD9XF・・・Tristan da Cunha (トリスタンダ・クーニャ)島の
QSL(交信証明書)が到着しました。
QSLメネージャーは、G3TXF。10月4日にSASEを投函して、一ヶ月ちょっとでした。
 
G3TXF Nigelさんは、南アフリカから、沖合いに停泊しているアグルハスⅡ号で到着し、
そこからヘリコプターで上陸したようです。
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交信データです。
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ZD9の位置。
アフリカ大陸に属します。トランジスターが目印です。
この地図は、縮尺がフリーなので、地球儀で確認してみました。
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地球儀では、南太西洋のほぼ中央、南米とアフリカの中間に位置しています。
絶海の孤島だと思われます。この島の右方向に「ゴーフ島」がありますが、同じエンティティです。
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最近は、OQRSでのQSL発行が多いです。
G3TXFも同様にアナウンスしていましたが、従来どおりのSASE(3$)送付でCFMできました。
時代と共に、QSL獲得方法も変わってきています。

JARDの保証業務

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JARDの保証業務が、本日(11月10日)、開始しています。
 HP:   http://www.jard.or.jp/   に「保証業務のご案内」が追加されています。
 
ザッと見たところ、TSSとの大きな違いはないようです。保証願いの用紙もTSSと良く似ています。
 
 

JD1AHC運用計画の変更

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11月1日に紹介したJD1運用計画の一部を変更しました。
   11月1日の計画:   http://blogs.yahoo.co.jp/nikecyan/13444897.html
 
11月19日に東京竹芝港を出発し、20日に到着します。
 12月1日に父島にサヨナラし、2日に帰宅します。
 
変更後の運用予定表です。
 
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 本日、民宿から荷物の到着連絡がありました。
そして、アンテナ広場の草木が成長し、2月の運用前と同じになっているとのことでした。
 
当初、20日到着後、21日一杯を草木の整理に当てていましたが、これが22日にズレ込みそうです。
こうなると、22日の運用は午後から、あるいは全部中止です。
これに対応するため、24日午後に2×CW交信の時間を追加しました。
また、当初予定していた475kHz帯の測定は、24日の空き時間に行うこととしました。
 
予定として3日間ありますが、23と24日の2日間は確実に運用したいと思います。
 
早くも、湘南海岸へ移動運用して、JD1からの136波を受信する、聴こえたらコールする、
との連絡をいただきました。海岸の場合は、ほぼ100%の海上伝播となるので、期待が大きくなります。
 
 

明日、出発。

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 明19日、10:00に小笠原へ向け、出発します。
しばらくの間、ブログをお休みします。12月2日夜に帰宅します。
 
東京竹芝港、小笠原海運の乗船受付窓口です。    2012年11月撮影。
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帰宅しました

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 2週間のJD1旅行から、昨夜、帰宅しました。
Tシャツと短パンで過ごした南の島から、「極寒の地」への到着は、きびしいものがあります。
 
今回の成果をお知らせします。
136kHz帯の交信結果
 JA1HQG/1局と4交信、JA1CNM局と2交信、JA1CGM局とは2交信の計3局、8交信を記録しました。
相互距離は、980km前後と思われますが、最大の目標としたJA7NI局1380kmは、交信できませんでした。
数字の上では、1000kmの壁を破ることは出来ませんでした。
JA7NIさんは、前回、前々回では579~589という強力な電波でしたが、今回は、期間中、559より強くは
なりませんでした。電離層のコンディションのためだと思われます。
一方、JA1HQG/1さんは、海岸へ移動され、JD1との間はほとんど100%が海であることから、これが
良好な伝播を生んだものと思います。
 
 今回は、いくつかの予定外の事項がありました。
 
1 長さ15mまで組み立てた釣竿アンテナの立ち上げ中、強風にあおられ、一本、折ってしまったこと。
  結局、製作3本目の12m長の釣竿に落ち着き、これで上記の結果を残しました。
2 カメラが故障し、完成したアンテナや運用中の写真を残せなかったこと。
3 民宿オーナーの指示で、シャック周辺の整理が行われ、その廃材の選別にアンテナ広場が使われたため、
  日程後半のCQ-WW-CWコンテストへの参加を途中で中止したこと。
4 オーナーから、現在のシャックについて今後の対応の相談を受け、常連さんへのお知らせ文書の作成に
  約1週間を要したこと。6名の常連さんにより、今後、シャックをどのように維持して行くか、大きな課題です。
 
それでは、以下に出来るだけ詳しく、136kHz帯の受信状況、交信状況を報告します。
受信に集中しましたので、時刻は、±1~2分の誤差を含んで下さい。

22日 19:18 CQ送信 応答なし。遠雷のノイズ強し。20:05に運用終了。
23日 05:45からワッチ開始。わずかのノイズ。気温25.3℃
    JA7NIさんのCQを05:56から06:05にかけ、449から559で
    受信。コールするも届かず。続いて、06:15にJA1CGMさんが559.
    06:17には、JA1HQG/1さんが449.いずれもコールすれど届かず。
    08:29 JA7NIさんをコールするJA1HQG/1さんを559で受信。
    08:30 交信に入らなかったように感じられたので、JA1HQG/1さんを
          コール。559を送り、339を受け取り。今回のファースト交信。
    08:34 JA1CGMさんからコールいただき、579を送信、339を受信。
          CQの連続送信を継続。
    08:43 微弱なモールスを受信。136.500kHz。
          しかし、コールサイン・・・アルファベットが一文字もコピーできず。
          1文字でもコピーできれば、全体が分かるのですが。
    08:45 JD1AHCをコールするJA1HQG/1さんが579で入感。
          素晴らしい信号。私のCQをワッチしていて、コンディションの上昇を
          伝えていただきました。559をいただきました。
    08:46 JA1HQG/1さんとの交信終了後、JA7NIさんのCQを559
          で受信。コールするも届かず。
    08:57 ワッチされているJA1HQG/1さんをコールしてみました。
          バッチリと応答があり、579を送り、559をいただきました。
          そして、こちらの天候 RAIN を送信しました。
          RSTどころかコールサインのコピーも困難なバンドで、
          天候情報を送信できるとは、それほど良い条件でした。
    09:00 136.500でキャリアを受信。これは09:12まで継続。
    09:03 136.600で・・--・・(疑問符)を2個、受信。559。
          どなたの送信か分かりませんが、貴局の信号はJD1に届いていまし
          た。
    09:07 JA1HQG/1さんのQRTメッセージの送信を569で受信。
    09:12 CQ送信から受信に移ると、AGNと打つ信号を579で受信。
          どなたの送信か分かりませんが、強力にJD1に来ていました。
    09:52 136.190でキャリアを受信。コール不明。559といった感じ。
    10:33 136.570でJA1CGMさんのCQを579で受信。
          136.600でコールするも届かず。
    19:00~20:00 CQ送信するもNG。ノイズが大きい。
          このノイズでは、午前中の信号は聴こえないと判断。
24日 06:07 JA1CNMさんと交信。449を送り339をいただいた。
    06:13 JA1CGMさんから強力なコールあり。579を送り、559を
          いただいた。JA1CGMさんのこの579は、今回の運用でもっとも
          強い信号でした。
    06:20 JA1HQGさんと交信。QSBが大きく449を送った。
          339を受信。
    08:39 JA1CNMさんと交信。579を送り、339でした。

 報告のない時間帯も予定どおり運用しましが、ゼロ交信でした。

以上の状況で、JA1HQGさんとは4交信、JA1CGMさんとは2交信、JA1CNMさんとは2交信で、2月に続き2回目、3回目の交信となりました。

QSLは、小笠原郵便局から風景印でお送りしました。今日には届くでしょう。

結局、今回は3局との8交信で終了しました。
前回、前々回は、1交信だけだったので、大いに満足しています。

多くの局が寒い中を移動運用され、本当にありがとうございました。
コールサインの分からない信号についても報告しましたが、お心当たりの方は、
ご自分の信号がJD1に届いていたことに自信を持たれて下さい。
また、是非、コールサインを同時に送信されるよう、お願いします。



さて、ここからは今後のJD1の運用環境について、説明します。

民宿の経営者が変わり、経営方針も大きく変化しました。
来年1月以降に、水平部74mを張り巡らせたアンテナ広場に工事事務所が建設され、
駐車場と資材置場になることから、今後はアンテナを設置できなくなりました。
これにより幅3m長さ約30mの範囲がアマチュア無線の活用可能エリアとなり、
これでは、475のアンテナも無理な状況です。

 この現実を前にし、私は、136kHz帯のJD1運用を今回で終えることにしました。
これまで、足掛け5年、5回目の136kHz帯の運用でしたが、JD1内に別の適地を
これから探す(正確には、開拓する)には、さらに5年、10年を必要とするでしょう。
それも一人では出来ません。地元の人の協力が不可欠です。
どなたか、若い人、気力、体力のある方の挑戦を待ちたいと思います。

以上で、報告を終わります。ありがとうございました。

第3項で書いた、業者のアンテナ広場での工事が昼夜兼行で行われたため、
コンテストは12交信で撤退しました。情けない結果ですが、致し方ありません。
ログを5日までに送信します。
 
来年に向け、新しい目標を作り、JD1で楽しみたいと思っています。


 

JD1報告(1)

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 急遽、カメラを入手しました。
同じカメラの中古をアマゾンに見つけたので、即、ポチッ。翌日に到着。
SDカードの写真データは正常なので、壊れるまでの写真をご紹介します。
 
11月19日 09:00  帰宅する12月の服装で出発します。
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出港を待つ「おがさわら丸」。ぎりぎりまで荷物を積んでいました。遠くにスカイツリーが見えます。
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受付開始のいつもの光景です。
この並び具合なら400名くらいか?と思って、窓口に聞いてみると407名とのことでした。
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乗船券を搭乗券に引き換え、人名票を書きます。
職業は無職、渡島の目的は、「研究」に○しました。
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出港し、横浜沖。早速、JA6UGさんからいただいたオールバンドラジオでBCL開始。
埼玉県ではほとんど聴こえない1422khzのラジオニッポンがガンガン聴こえます。
このラジオで、父島で内地のBC帯放送をワッチしましたが、朝、昼、夜、一局も聴こえませんでした。
代わりに、昨年から始まった島内向けのNHK第一、第二のFM中継放送が良好でした。
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今回のおがさわら丸は、大島寄港便でした。70名が乗船しました。
大島寄港便の他に久里浜寄港便がありますが、いずれも年1回の運行です。
ここでは、JD1BLNさんがいそがしくお客さんに対応されていました。
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一夜明け、いよいよ中国の密漁船?とのご対面に期待。
20日09:50頃、デッキに出ると、水平線に船影?が。(水平線を、じっくりご覧下さい)
ここは小笠原列島の最北端である「北島」より北で、島の無い場所。船に間違いありません。
父島は、写真の右方向です。
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水平線の右方向を拡大してみました。
強い南風だったので、舳先を南に向けているのが分かります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大島に寄港したため、定時より50分の遅れ。
20日12時。正面に兄島、右に父島が見えてきました。二見港到着まであと20分です。
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眼前に迫る6500万年前の海底火山の隆起です。左の三角形が旭日山(あさひやま)です。
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「ははじま丸」が母島へのお客さんを待っています。右の鉄塔は、海上保安庁のアンテナです。
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到着していた荷物の点検開始です。10mの釣竿が9本、6.3mが1本です。
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水平部を支える釣竿です。
 
来年は、このあたりが工事事務所になり、カメラの位置が駐車場と資材置き場になる予定です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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八木アンテナのコン柱に固定した
釣竿。これも水平を維持する部分です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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シャック(奥に見える)の前に立てた水平を維持する釣竿。
 
シャックの屋根に立てる垂直部分の製作中にカメラがダウンしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
釣竿をつなぎ、14m55cmの長さを作り、ここに碍子を固定して、太さ3mmのナイロンロープで
エレメントを引き上げるやり方です。(写真の55cmから右側は細いので使いません)
このショットを最後に、カメラの電源が入らなくなりました。
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この15m弱の釣竿で、垂直エレメント長として13~14mを狙いましたが、上げてみると、
湾曲が大きく、エレメント長が12mとなり、また、ちょっとした風でもふらついて、立ち木に接触するので、
降ろしました。
 
次に13m長を作りましたが、屋根に上げている途中で、突然の強風にあおられ、一番太い部分が「ボキッ」となりました。これぐらいの事で、あきらめる訳にはいきません。
 
結局、3本目に前回と同じ12m長を作り、アンテナが完成しました。
朝8時半から開始して、完成は16時過ぎていました。このため、運用日程の初日22日の運用開始は19時過ぎとなりました。
 
測定値等は、今、整理中なので、次回に報告します。
壊れたカメラのSDカードが生きていて、良かったです。
 
 

JD1報告(2)

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父島で使用したアンテナ系のデータをまとめました。
 
136kHz帯のEIRPは、前回2月より少なめですが、交信実績は上昇しました。
474kHz帯の試験では、136のアンテナを流用しましたが、入力抵抗が異常に大きいです。
当然、アース抵抗も大きく計算されましたが、これは長さ40mのアース線の表皮効果抵抗が
効いているものと推察します。
予定している送信機は30Wですが、このアンテナでも60Wを使うと、EIRPは1Wを超えそうです。
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運用中、最大の予期せぬ出来事がありました。
CQ送信中、突然、コイルが火を噴いたのです。
最初はA15端子付近、順次14,12と広がりました。
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これでは運用できないので、緊急処置で、火花の散ったタップを切断しました。
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原因を推定してみました。
運用中の回路は、下図のとおり、送信機出力をA7端子に加え、B7端子からアンテナに流れています。
ここで、A15端子には、高電圧が現れるであろうことは、想定できます。
このA15の引き出し線が、コイルの巻き始めA1の線の上に重なっています。
耐圧1000Vの線が2本なので、単純に2000Vの耐圧にはなりますが、実際には、相当高い電圧が
発生し、スパークしたものと思います。
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赤い線が
実際の配線
です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
単純にタップを取り出した結果のトラブルでした。明らかな設計ミスと言えます。
今後のコイル製作に生かしたいと思います。
 
前回の2月とまったく同じ条件の運用ですが、ここに来て、線材の外皮が高圧に耐えられなくなったと
思われます。
 

父島での136kHz帯交信記録

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次のようにまとめました。拡大してご覧下さい。イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

QSLが到着しました

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小笠原村父島で、136kHz帯で交信した3局のQSLが到着しました。
全8交信について、発行(証明)していただきました。
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JA1CGM,JA1CNM,JA1HQG
各局のQSLです。
 
これでJD1からの11交信の全てに
QSLが揃いました。
ありがとうございます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
JA1HQGさんのQSLデザインは、
運用地点:葉山の海岸だと思われます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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QSLの裏面に書かれた
JA1CGMさんのアンテナシステム。
 
JD1で使ったアンテナに比べ、高さで約3倍、エレメント長が1.3倍のアンテナです。
 
しかも、畑の中に建っているとのことですので、電波を吸収する障害物もなく、これなら
559~579の信号も納得です。
 
 
このバンドの命は、アンテナであることを実感します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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JA1HQG/1さんのアンテナシステムです。
 
10m長の垂直が1本。
もっとも簡潔なアンテナシステムと言えます。
 
写真の向こうに、海が見えています。
 
JD1との間は、ほぼ100%が海上伝播となりましたので、良好な交信が出来たと思われます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
JA1HQG/1さんの運用ベンチです。
少し見えている海の向こうに、このアンテナからJD1へ向け、電波が飛び、そして受信し、
今回の運用の1st交信となりました。早朝の寒さの中、ありがとうございました。
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475kHz帯LPFの製作

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 JA8JPOさんのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/sapporo50w に素晴らしいLPFが公開されています。
JARL技研の測定結果が添付されています。
第二高調波を含め、-85~90dB以上の減衰特性が得られています。
早速、99%真似をして作ることにしました。
 
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回路の設計周波数
=動作周波数
となるコイルL(μH)と
コンデンサーC(μF)の値から、インピーダンス
Z(Ω)を求めることができます。
Z=50Ωとなる組み合わせとしました。
 
L=17μH、
C=0.0068μF
(6800pF)です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
原理図・・・回路の考え方です。
実測値もまとめました。Cは、入手後に選別します。
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まずは、コイルの製作。平ラグ(15×2)にインシュレーターで固定しました。
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コイルユニットの裏面。
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ケース(リードのP-3)に仮取り付けです。
入出力のM型接栓間を一直線です。コイル間のシールドは、必要ないと「トロ活」に書いてありました。
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減衰極用に用意したコイル。
T80-2を使って、4.7μHです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
早く、来い来い、コンデンサー。
 

良書

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30年来の友人 JH1AHY さんから自著をいただきました。
「抵抗・コンデンサー・コイルの基礎」という本です。2014年10月12日発行。
 
今年のハムフェアに出品した136kHz帯の巨大コイルを目に留められ、自著で紹介したいとのご希望をいただきました。これに応え、コイル本体と運用記念の2枚の写真をお送りしたところ、父島での写真を掲載していただきました。
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部品の基礎から初歩的な応用まで、
丁寧な文章でつづられています。
 
良書です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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12Vで動作させる真空管受信機。アマチュア無線的な技術紹介もあります。
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時計のプログラム。
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2月のJD1~JA初交信時の記念写真です。
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JH1AHYさんとは、現役時代、同じ職場で机を並べていました。
旧交を温めるとは、こういうことなのでしょう。

T型LPFの製作

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JA8JPOさんの素晴らしいLPFを作ってみました。
回路図です。試作でもあるので、減衰極は省略しました(回路をシンプルにしたいため)。
 
購入したMF(メタライズド・フィルム)コンデンサー6800pFを測定したら、
全部が公称値より、小さい容量でした。
最大が6796pFで-0.06%、最小が6469pで-4.9%。
購入した20個の全数が-5%以内でしたが、これに手持ちのディップド・マイカを並列にして、
6800pFへ近づけることにしました。
この結果、実測値として、0.3%以内を作り、実装しました。
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周波数特性は、手持ちの測定器では正確にできませんが、とりあえず、やってみた所、
900kHzより大きい周波数では、-70dB以上の減衰があると思われます。
JARLの技術担当に測定してもらう予定です。
 
送信機には、同じ定数のパイ型×2段を内蔵しているので、相乗効果を期待しています。
 
 
 
5個のコイルと4個のMFコンデンサー。
 
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裏面にディップドマイカを取り付けました。
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ケース(リードのP-3)に取り付けました。
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全体です。この上面に、JARLで測定した「特性曲線」を貼り付けたいと思っています。
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送信機に接続して、475kHz基本波に対する動作を確認しました。
下の写真の最上段のケースが、それです。左に50Ωのダミーが見えます。
基本波に対する減衰は、0.12dBで、妥当な値です。「トロ活」では、0.16dB未満と書かれています。
LPF自体のSWR=1:1.0。逆にしても同じなので、双方向で使用できることを確認しました。
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上の写真で使用しているパワー計は、HF帯用のSX-200ですが、475kHz帯でも十分、使用可能です。
136kHz帯も多少の誤差はありますが、SWRの大小関係は明確に判断できます。
 

FT-400S

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1970年、JA8IEVで開局した時のリグは、FT-400Sでした。
この10W機で7メガでWACを完成し、その後、50W、100Wに増力して、7メガのWAZを完成しました。
WAZは世界でNo.4でした。
 
その後、FT-101Z購入時に下取りに出して、手元から無くなりましたが、
約20年ほど前、職場(気象庁)のクラブ局 JA1ZDF 局から無料で頂戴し、物置で保管していました。
それが、下の写真です。
 
2年前、VFOを取り外し、136kHz帯の親発振器として実験しました。周波数安定度に問題がありました。
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上面です。VFO以外は全部、揃っています。右上のファイナル部もそのままです。
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これを物置から取り出した理由は、電源トランスの活用のためです。
目的は、475kHz送信機(30W)の50W化、さらに100W化の実現です。
電源トランスとその右にあるチョークコイルを使います。
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重量15kgもあり、取り扱いが大変ですが、できる限り、使用可能な状態で部品を取りはずし、
今後に活用したいと思います。のんびり、やります。

475kHz帯の免許について

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今日一日、関東総通へ電話したり、北海道総通から情報収集しているJA8JPOさんと情報交換したりしていました。これまでに、とりあえず分かった事は、次の通り。私のメモです。
 
1 JARLのHPには、「落成検査を受ける必要がある」とだけ書かれていますが、これは開局申請した場合の   話。475を申請する人は、その多くは、既に免許を持っているので「変更検査」になる(関東総通の回答)。
  このことについてJARLへ質問すると、何も分からないので「総通に聞いてくれ」とのこと。
2 北海道総通では、検査は、当局職員が行う場合と登録点検事業者制度による登録業者が検査を行う場合 
  の二つがあるとを説明した。
3 関東総通から得た回答では、総務省(総合通信局)職員が行う。
4 運用場所で検査を行う。申請書に運用する場所の住所を書いてもらい、その住所を免許状に記載する。
5 同意書や地図の様式は決まっていない。手書きでも良い。
6 運用場所から200m以内に建物が無い場合は、同意書は不要。
7 200m以内にある建物からはその管理者、事業者から同意書が必要。
8 運用場所を小笠原で申請する場合は、小笠原で検査を行う。
  理由:475kHzを送信できる技術基準適合機種が存在しないこと、TSSやJARDに475kHz帯送信機の
     保証業務を認めていないので、当局の検査を必要とする。
     (200m以内の建物の有無、放送局の有無とは無関係)
9 変更申請は無料であるが、変更検査には経費が必要。
10 実際には、変更(開局)申請書を受理した段階から、どのように処理するかを総通内部で検討し、
   申請者と個々に調整することになるだろう。
 
たった今、JARLのHPを確認した所、「落成検査を受ける必要がある」が
「検査を受ける必要がある」に変更になっていました。何も分からないなら、書くなと言いたい。
 
現在は、無線局の場所を示す言葉として「設置場所」と「常置場所」の二つが法律用語ですが、
ここにきて「運用場所」とい新しい言葉を、総通は使っています。
200m以内に人家のない場所を複数、「運用場所」として申請書に記載する手もあります。
そうすると、それぞれの「運用場所」で検査するのでしょう。
 
来年1月1日から申請書を受け付けるとのことですが、各総通間および総通内部の認識の違い、
電話に出た担当者の理解不十分など、混乱は避けられそうにないと思います。
 
 
 
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