小笠原村父島の民宿:境浦ファミリーでは、宿泊する自室とは別の建物で無線を楽しむことが出来ます。
通称「境浦シャック」です。無料で使うことが出来るこのシャックは、民宿のオーナーが管理され、初めての運用者にも親切に説明、サポートされていました。多くのアマチュア無線家が、日本中いや世界中からのパイルを楽しまれたことと思います。
しかしながら、誠に残念なことに、本年7月、オーナーがご他界されたことから、このシャックの使い方について、まとめたものを用意し、シャック内に掲示することとしました。
初めて、運用される方は、チェックインの時に、奥様から印刷した文面を受け取って下さい。
外国からのお客様もおられるので、下記の文面を、7K4VQVさんに日本語に翻訳していただきましたので、
同じく、掲示します。
境浦ファミリーの無線室を利用される方へ(1 Nov. 2014)
快適な無線を楽しめるよう、下記について、よろしくお願いします。
1 無線室のドアの鍵は、ドアに向かって左側の壁の上にある分電盤(ブレーカー)
の中です。
2 ブレーカーは全部、ONにします。
3 既設の八木アンテナは、故障しています。
このアンテナは個人の提供物で、2015年の5月に交換が計画されています。
4 机の上にDC電源がありますが、これも個人のご厚意による提供です。
5 屋根の上にアンテナを乗せることが出来ますが、終了後は撤去して下さい。
そのままにしておくと、台風の風で建物が倒れる恐れがあります。
6 飲食物は冷蔵庫をお使い下さい。夜間など、無人時に室内に食べ物を放置する と、ネズミが寄ってきます。
退去時には、電源プラグを抜き、ドアを開放にして下さい。
7 エアコンを使用する際には、後面のガラス窓を開けて下さい。
8 運用終了後は、全てのブレーカーをOFFして下さい。
また、防犯のため、深夜など、無人になる時も施錠し、全てのブレーカーをOFF
して下さい。
9 退去時は、鍵はブレーカーの箱の中に置いて下さい。
次に運用する方のため、忘れずにお願いします。
10 持ち込まれた資材は、全て、お持ち帰りされるよう、お願いします。
持ち主不明の物品が、徐々に増えています。
11 運用する人がお互いに快適に無線を楽しむため、この無線室を大切に使いた
いと思います。運用終了後の室内の清掃など、ご配慮をお願いします。
お問い合わせなどありましたら、下記までお願いします。
・・・ここでは、省略・・・
重要:特に、第9項は重要です。
万が一、シャックの鍵を返却せずに(内地へ)帰宅されると、その鍵が民宿に返送されるまで、
最速でも一週間かかります。入れ替わりに到着した運用予定者が運用できなくなります。
予備の鍵はありません。
また、レンタルシャックではないので、運用に必要な資材(無線機、釣竿、DC電源など)は、
全て持参する必要があります。宅急便を活用しましょう。電源は、AC100Vが使えます。
第10項は、全部持込、全部お持ち帰り の意味です。
「境浦シャック」
古いプレハブですが、アマチュア無線にとっては大事な「お城」です。![イメージ 1]()